日本の神社にあった絵馬に中国語で落書き 「あまりにも無礼」

画像はイメージ(Flicker/ Kanesue

日本のとある神社で、台湾人の参拝者が奉納した絵馬に、後から中国語で侮辱的な落書きが書き加えられていた出来事がありました。

【画像】「日本の文化に対する理解に欠ける」絵馬にあった中国語の落書き

絵馬に書かれていた落書き

台湾の参拝者は、台湾国内で行われている政治運動(リコール活動)に対する成功と平和を願い、絵馬に「大罷免大成功!! 順利祈願。一切平安。」と記していました。

しかし、その絵馬には後から中国語で「台湾はどこにある?」「台湾は中国のものだ」などと書かれていたのです。

この絵馬を最初に投稿した、台湾人の小原惠文さんによると落書きをしたのは中国人か、台湾に滞在している中国人と思われるとのこと。

このような書き込みは、非常に攻撃的で無礼な表現を含み、台湾に対する一方的な政治的主張を突きつける内容となっています。

また絵馬は個人の心の内を表現するもの。

このように他人の絵馬に対して攻撃的なメッセージを書き加える行為は、参拝者本人への侮辱だけでなく、神社という空間そのものへの冒涜とも言えます。SNS上では、「神様の前でこれはあまりに無礼」「こうした行為が日本の文化に対する理解のなさを示している」といった声も見受けられました。

Text by 浅田 一