「間近で見られるのは幸運」 宿泊施設に現れた巨大ヘビ
画像はイメージ(Flicker/ Joris Komen)
南アフリカの自然保護区にある高級ロッジで、巨大ヘビがテラスに出現し、宿泊客を驚かせました。
【動画】「まるで映画のワンシーン」高級ロッジに現れた6m級の巨大ヘビ
この出来事は、TikTokアカウント 「nombeva」による投稿で明らかになりました。
無毒でも噛まれるとかなりの痛み
場所は、クワズール・ナタール州北部にある「ズカ・ロッジ」です。
自然保護区「プンダ私営動物保護区」の中に位置し、アロエに囲まれた丘の上から小さな水辺を望む、静寂と野生が共存する高級ロッジとして知られています。
そんな静かなロッジに現れたのは、アフリカ最大級のヘビ「アフリカニシキヘビ」。
アフリカニシキヘビは毒を持たないものの、鋭い歯と強靭な筋力で獲物を締め上げる習性が特徴。
約2.5~5mの個体が平均的ですが、成体では6m・50kgに達することもあります。
映像では、その巨大な体をくねらせながら屋外テーブルの下を通過し、スライドドアの前まで移動する様子が映されています。
ドアの隙間から室内に入ろうとしたものの断念し、そのまま建物の角を曲がって、最後には木に登っていく様子が記録されています。
宿泊客たちは驚きながらも、その一部始終をスマートフォンで撮影していました。
「East Coast Radio」によると今回のように、人間の目の前に現れることは非常に珍しく、地元の爬虫類専門家・ウォーレン・ディックさんは「間近で見られるのは幸運」と話しています。
また、「基本的にヘビは人間を避ける傾向があります。この個体も例外ではなく、威嚇や攻撃の意思は見られませんでした。ただし、噛まれるとかなり痛いので、絶対に近づかないように」と注意を呼びかけています。
この出来事に、ネット上では「神様、お助けください」「僕なら逃げるな」といった恐怖の声が多数。
一方で、「食べたら元気になりそう」「健康になれるかも」といった“怖いものをあえて健康によいと笑い飛ばす”冗談交じりのコメントも飛び交っていました。




