大阪万博で英国が提供した粗悪なアフタヌーンティー 大使館の改善内容に「誠意は伝わった」

画像はイメージ(Flicker/ yosi.nakao

「EXPO 2025 大阪・関西万博」で、イギリスのパビリオン内で提供している「アフタヌーンティー」。

【動画】「丁寧な言葉」イギリス大使館が質素なアフタヌーンティーを謝罪

内容が粗雑だとしてネット上で批判を浴びたことについて、同国の政府代表が謝罪しました。

イギリスアフタヌーンティーについて大使館が謝罪

2025年4月、来場者の1人が投稿した写真が物議を醸しました。

クリームやジャムなどが紙コップに入った状態だったり、紅茶は紙パックにティーパックを入れて提供されたといったものです。

質素な盛り付けにもかかわらず5000円と高額だったことも、批判を浴びる要因となりました。

批判を受け、駐日英国大使館は5月1日、公式X(旧Twitter)アカウントで声明を発表。

英国政府代表のキャロリン・デービットソン氏は、「多くの方が英国のアフタヌーンティーを楽しみにしてくださっていたことを感じています。ご期待に十分にお応えできなかったというご指摘を受け、すでにサービスの一部を改善いたしました」と謝罪。

具体的には、紅茶は紙コップではなく「陶磁器のティーカップ」で提供するよう変更されたと報告されています。

イギリス館のパビリオンは、「COME BUILD THE FUTURE(未来を共に築こう)」をテーマに、持続可能性を重視した設計が特徴です。

建物は積み木のような立方体のモジュール構造で、過去のオリンピックで使用された素材を再利用し、万博終了後も再利用可能なデザインとなっています。

アフタヌーンティー以外だとレストランでは、フィッシュアンドチップスなどイギリス各地の料理が提供されています。

今回の謝罪に対しネット上では「誠意は伝わった」「なんで粗末に提供してしまったのだろう」といった反響が上がっています。

Text by 浅田 一