街中に出現した珍しいヘビ 一時騒然も「実はペット」

画像はイメージ(Flicker/ Torkild Retvedt

アメリカ・フィラデルフィアの街中を巨大ヘビが這う様子が目撃され、通行人を驚かせました。

【動画】「伸び伸びしてる!」街中を這うヘビ

この出来事は、「6abc Philadelphia」をはじめとする複数のニュースメディアが報じています。

飼い主に徹底的な管理を求める声

撮影場所は、緑豊かな都市公園として市民に親しまれているシスターシティーズパーク近く。

黄色い大きなヘビがゆっくりと歩道を進み、途中で電気設備によじ登る様子も確認されました。

通りを横切る観光客たちは、思わずその光景を動画に収めるなど、一時騒然となりました。

しかし実際には、このヘビはペットであり、撮影中も飼い主がすぐそばに控えていたことが分かっています。

ヘビの専門家である「Jay’s Exotic Reptiles and Plants」のマルコム・マククリアリーさんによると、動画に映っているのはアルビノのビルマニシキヘビかアミメニシキヘビの可能性が高いとのこと。

ビルマニシキヘビやアミメニシキヘビには、先天的にメラニン色素を作れないアルビノの個体が存在します。

いずれも5m級に達する大型種ですが、特にビルマニシキヘビは性格が温和でペットしても飼育しやすい個体です。

「ヘビは暖かい場所や何かに登ろうとします。リラックスしているように見えますね」と話すマククリアリーさん。

一方で、市内の動物保護施設「ACT Philly」のタラ・シャーナッキーさんは、「普段なら月に一度はヘビの通報があるが、今回はなかった」とコメント。

それでも「飼い主がそばにいても、脱走を防ぐ管理は徹底すべきだ」と警鐘を鳴らしました。

この出来事に対してネット上では、「暖かかった日ですね。ヘビも体を伸ばせて気持ちよかったのかも」「見逃して悔しい!」「私なら絶対持ち上げようとしたと思う。すごくきれい」といった様々な声が寄せられています。

Text by 本間才子