骨董市で買った1700円のデッサン 1500万円近い価値の可能性が浮上

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今、ある女性の驚きの買い物が世間の関心を集めています。

【画像】「本物かもしれない」骨董市で見つけたデッサン

本物かもしれないデッサン

アメリカ・ペンシルベニア州に暮らすハイディ・マーコウさんは2025年1月、骨董品市のオークションに参加しました。

現地メディア「NEW YORK POST」によると、彼女自身もアンティークショップのオーナーをしているといい、そこで1枚のデッサンに目を引かれました。

裸の女性を描いたその絵を、ハイディさんはたったの12ドル(約1,700円)で落札。

自宅でよく観察してみると、絵の下にうっすらとサインが書かれているのに気が付いたそうです。

認定美術鑑定士の資格を持つ彼女は、数ヶ月間にわたりリサーチをしたところ、使われている紙の種類や背面のスタンプなどからルノワールの作品と推測。

デッサンは妻アリーヌ・シャリゴを描いた作品で、ルノワールが光と対象物の表現に重きを置いていた1800年代後半のアングル風時代のものだと考えました。

そして彼女はオークション業者「サザビーズ」に連絡し、経験豊富な他の鑑定士に再度依頼することに。

まだ確定ではないものの、鑑定士から「おめでとうございます」と伝えられたというハイディさん。

審査はかなり厳しい一方で、もしこれがルノワールの作品と認定された場合、数十万ドルから数百万ドルになる可能性があるということです。

ネット上では「夢のある話」「お宝がどこに眠っているか分からない」「本物だったら素晴らしい話題だ」「その絵に運命を感じたのかもね」といった声が寄せられました。

Text by 春野 なつ