住宅街に現れたキングコブラ 「何度も飛びかかろうとした」
画像はイメージ(Flicker/ Elroy Serrao)
インド北部・ウッタラーカンド州ハリドワールの住宅地に巨大なキングコブラが出現し、住民の間に混乱が広がりました。
この出来事は、インドのニュースメディア「NDTV」が報じています。
作業員を威嚇し捕獲は難航
現場は、ハリドワール市内のビルケーシュワル・コロニーです。
この地域は、シヴァ神を祀るビルケーシュワル・マハーデーヴ寺院があることから、特に宗教的な重要性を持つ場所として知られています。
通報を受け、森林局の救助チームが出動。
映像には、威嚇するように頭を持ち上げ、首を大きく広げるキングコブラの姿が映し出されています。
ヘビは救助員たちに向かって何度も飛びかかろうとする素振りを見せたため作業は難航しましたが、最終的には無事に捕獲されました。
キングコブラは、インドを含む南アジアから東南アジア、中国南部にかけて広く分布する世界最大の毒ヘビです。
一般的な成体は体長3~4mほどですが、今回の個体のように5mを超えるものも確認されています。
本来は森林に生息するため人との接触は少ないものの、毒性が非常に強く、噛まれると生命の危険があります。
この出来事を受け、ネット上には、「彼ら(野生動物)は侵入者ではない。私たちが誰の土地だったかを忘れているだけだ」と野生生物との共生を呼びかける声も。
また、「神様がついている」といった、インドならではの文化的コメントも見受けられました。




