ホテルの壁に巨大な外来種ヘビ 「ペットが破棄された可能性」
画像はイメージ(Flicker/ Roman Ilin)
インド東部オディシャ州のホテルで、全長約3.6mの大型ヘビが壁から救出され、地元の人たちを騒然とさせました。
この出来事は、地元メディア「Kanak News」など複数の報道機関によって伝えられています。
捕獲作業にヘビが興奮する様子も
ヘビが発見されたのは、オディシャ州ガンジャム地区にある町のホテル。
エアコンから流れる水を求めて外壁を這い上がっていたヘビが、窓の手すりに絡まり、身動きが取れなくなっていたところをスタッフが発見しました。
当初、キングコブラだと思ったホテル関係者や通行人は、大きな騒ぎに。
その後、NGO「スネーク・ヘルプライン」の専門家が現場に到着し、ヘビは無事に救出されました。
救出に携わったラマチャンドラ・サフさんは、このヘビが国内に自然分布していない外来種の可能性があると指摘。
中国南部などに生息するヘビと似ており、「ペットとして飼われていたものが逃げたか、意図的に放棄された可能性もある」と話しています。
その後、ヘビは森林地帯へと放たれましたが、専門家からは「外来種を自然環境に戻すことは、地域の生態系に悪影響を及ぼすおそれがある」として、慎重な対応が求められています。
この出来事にSNS上では、「キングコブラでしょ」「このキングコブラはオディア語でキングスネークと呼ばれています」といった推測の声があがっています。
ほかにも「これは、まさにアヒラージ(伝説とされるヘビ界の王)ではないのか!」といったユーモラスなコメントも見られました。




