中国のバーで出てくるサンダルの使い道 「危害を加えるよりは健全」
画像はイメージ(Flicker/ Reza Almanda )
人間関係に困難が生じた際、どのように対処するのが最適なのでしょうか。
中国で今流行っているバーが、世界中から熱視線を浴びています。
中国のバーで出てくるサンダル
その店は広東省の広州市にある「ロータス・ラウンジ」で、香港メディア「RADII」がサービスの様子をInstagramで公開しています。
それによると、男性店員がプラスチック製のサンダルを持ち、叫びながら木の箱を叩いているようです。
3つ目の投稿では、人の名前が書いてある紙が貼られた箱を店員がサンダルで数回叩き、最後は火をつけ燃やしてしまいました。
実は紙に書かれているのは、客が嫌悪感を抱いている人物で、木箱の中には注文したカクテルが入っています。
「店員にムカつく人を叩いてもらって邪気を払い、美味しい酒を飲もう」というコンセプトなのだとか。
シンガポールメディア「Must Share News」によると、これは中国語で「悪者を叩く」という意味の「打小人」。
敵の紙人形を叩いて邪気や負のエネルギーを追い払う、何世紀も前から伝わる儀式で、客の憎き相手は元恋人や上司、友人が多いといいます。
日本で古くから伝わる、神社の神木に憎い相手に見立てた藁人形を釘で打ちつける「丑の刻参り」のようなものなのでしょう。
動画が拡散されると、ネット上では「店の名前が知りたい」「どこにあるの?」「行ってみたい!」といった声が世界中から殺到したそうです。
ほかにも「実際に危害を加えるよりは健全な方法だよね」「スカッとしそう」「美味しい酒も飲めるし一石二鳥だ」など、多くの反響を呼んでいます。




