ミャンマーで発生した地震 ゴキブリが遭難者を捜索
画像はイメージ(Flicker/ Toshiyuki IMAI )
2025年3月28日にミャンマーを襲ったマグニチュード7.7の地震で遭難した人たちを救うため、シンガポールから10匹のサイボーグゴキブリが投入されました。
ゴキブリが被災地で活躍
サイボーグゴキブリは、シンガポールの政府機関であるホームチーム科学技術庁(HTX)と南洋理工大学、ロボット工学の研究開発をしている民間企業の「Klass Engineering and Solutions」が共同開発したものです。
シンガポールのニュースメディア『The Straits Times』によると、サイボーグゴキブリは、体長6cmほどのマダガスカルゴキブリに赤外線カメラとセンサーが取り付けられています。
このサイボーグゴキブリは遠隔操作により電極で刺激することで、瓦礫の中の狭い空間の移動をコントロールすることができます。
また、カメラやセンサーを通じて収集された情報により生命の兆候を検知し、遭難した生存者の発見を可能にするそうです。
今回ミャンマーの被災地に投入された10匹のサイボーグゴキブリは今のところまだ、遭難者の発見には至っていません。
ミャンマーでの活動は、人道支援活動にサイボーグ昆虫技術を導入した世界初の事例となっており、今後の活躍に大きな期待が寄せられています。