「部屋を借りる価値はない」 女性が寝泊まりする場所に「衛生面が心配」
画像はイメージ(Flicker/ Robert Ennals )
今、ある女性の暮らしが世間に衝撃を与えています。
中国湖南省(こなんしょう)に暮らす19歳の彼女の住まいは、なんと会社のトイレ。
会社のトイレを家にした女性
Oddity Centralによると、家具の工場に勤めている彼女の実家は貧しく、通常のアパートで一人暮らしをする余裕がありません。
そこで女性は上司に許可をもらい、毎月50元(約1,000円)を支払って、会社の使われていないトイレに住まわせてもらっているといいます。
彼女は一家を支えるため、16歳で学校を辞めてこの会社に就職しました。
現在の給料は3,000元(約6万円)ですが、周辺の一般的な家賃は800元(約1万6,000円)以上かかってしまいます。
しかし彼女は給料のほとんどを実家に渡さなければならず、「部屋を借りる価値はない」と考えました。
事情を知った上司は会社の事務所に住むことを提案したものの、彼女は「使われていないトイレの方がプライバシーが保たれる」と判断したそうです。
「今の私には、住む場所があれば十分。家を借りるのに大金を使いたくありません」とメディアにコメントする彼女。
香港メディアPhoenix TVがFacebookで彼女の生活を公開すると、「家族のためにそこまでできるなんて素晴らしい」「節約への決意に脱帽した」といった称賛があがった反面、「衛生的に大丈夫なの?」「お金より健康の方が大事」「これはちょっと厳しい」など反対意見も寄せられました。




