降板後には涙 佐々木朗希の厳しい結果に記者が「大目にみることはできない」

AP Photo/Kevork Djansezian

2025年3月29日(日本時間30日)、デトロイト・タイガース戦で先発登板をしたロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希選手。

【動画】厳しい結果となった降板後、取材に応じた佐々木朗希

多くの期待が寄せられていましたが、1回と3分の2の段階で61球を投げ、被安打3、2奪三振、4四球2失点で途中降板となりました。

佐々木朗希の厳しい内容に終わった2回目の先発

制球が定まらず2点を許し、無念の降板となった後は、涙ながらにベンチから試合を見守る様子が。

そんな佐々木選手に対し、同チームの記者ダグ・マケインさんは「ロウキの先発登板は上手くいかず、大目に見ることはできない」と厳しい声をあげました。

2回を投げ切ることができなかったと指摘する一方で、「コマンドに苦労している段階なのでしょう」と擁護しています。

狙った位置に正確に投げられる能力を指すこのコマンド。

要因について、マケインさんは「MLBで使われている球は日本の球界のものよりも少し大きく、粘着性がある素材」と指摘しています。

さらに日本よりも、より優れた打者が揃っているのも事実。

こうしたことに慣れるまで少し時間が必要であることを理解し、「ロウキが落ち着いて自分自身を取り戻すまで、彼を信じて待とう」とファンに訴えました。

球団公式Instagramがマケインさんのコメントを公開すると、世間から「ロウキ、応援してるよ!」「厳しい世界だけど強くなるんだ」「次回の登板も楽しみにしているからね」「彼は今、たくさんのプレッシャーと戦っているんだと思う」「慣れるまで時間がかかるのは想像に容易い」など、たくさんの激励コメントが殺到しました。

Text by 春野 なつ