古本店に持ち込まれた中国語の聖書 1000万円で落札
画像はイメージ( Wesley Fryer/ Wikipedia Commons )
このたびイギリスで意外なものが驚きの価格で落札され、世間を賑わせています。
NGO団体「Oxfam News Team」によると2023年、エセックスのチェルムスフォード市にある古本店「オックスファム書店」に、中国語の聖書が持ち込まれたといいます。
古本屋に持ち込まれた聖書
スタッフたちが調べたところ、この聖書は1815年頃に出版され、中国語で書かれた最初のものであることが判明。
そこで彼らは「価値があるものかもしれない」と考え、800ポンド(約15万円)の予想価格でオークションに出品しました。
その様子をライブ映像で見ていたスタッフたちはみるみる上がる価格に驚き、最終的に5万6,280ポンド(約1千万円)で落札されました。
店長のニック・リーブスさんは、「私たちは完全にショックを受けて言葉を失いました」と当時について回想。
同国メディアBBCによると聖書は茶色く変色し経年劣化しているものの、オークションサイト「ボナムズ」の専門家ロレンザ・ゲイさんは「非常に珍しく、予想価格を上回ることは期待していましたが、最終的な価格にかなり驚きました」と語っています。
なおこの本により得た収入は、世界中の貧困を解消するために寄付される予定だということです。
オークションに対し、ネット上では「聖書が高額になるなんて」「そんな貴重な聖書が田舎町にあったとは驚きだ」「それにしてもすごい金額」「寄付するのが素晴らしい」といった反応が寄せられました。