1830年代のおもちゃ40点が出品 最高落札額は125万円

画像はイメージ(Flicker/ Old White Truck

大昔に作られたおもちゃがこのたび、破格の値段で落札されたことが分かりました。

【動画】高額で落札された、1830年代のおもちゃ

おもちゃが高額で落札

イギリスメディアのBBCによると、バークシャー州ニューベリーの「スペシャル・オークション・サービス」から、1830年代前後にドイツで製造されたおもちゃが40点出品されました。

これらはノッティンガムシャー出身のデイビッド・フィンさんが数十年かけて個人でコレクションしており、2023年に81歳で逝去。

おもちゃは下着を下した男性のお尻からコインが出るものを始め、豚がキーキー鳴きながら舌を出したり、おばあさんが子供をお仕置きしたりとユニークなものが多く、同社のダニエル・アグニューさんは「少し際どく、現代では物議をかもしてしまう」と表現しています。

しかしこれらのおもちゃは最終的に総額19万2,154ポンド(約3,700万円)で落札され、一番高いものは羊飼いの女性の手回し式おもちゃで6,500ポンド(約125万円)でした。

「おもちゃと言っても子供が遊ぶ以外にも、大人がリビングや応接室に置く場合も含まれており、当時は非常に裕福な人のものだった」とダニエルさん。

現代では問題になってしまう仕様のものでも「当時の世界を垣間見ることができ、社会史と変化する考え方を反映している」と述べています。

おもちゃやオークションに対し、世間からは「今では見られない内容」「当時は寛容だったんだね」「その時々の社会が覗けて楽しい」「物凄い高値」「かなり貴重なおもちゃだ」「傷やかすれも味が出ていて素敵」「今ほど技術も進歩していない時代に良く出来てるね」といった声があがっています。

Text by 春野 なつ