交際していた女性と別れた男性 70匹のヘビを女性宅に置き去り

画像はイメージ(Flicker/ Mariposa Veterinary Wellness Center in Lenexa, KS

イギリス・ナレスバラの住宅で、70匹のヘビが置き去りにされ、動物保護団体が対応に追われる出来事がありました。 

【動画】家に残されていた70匹のヘビ

BBC」などが報じています。  

元恋人の家に置いて行かれた大量のヘビ

別れた彼氏が家を出る際、自身が飼育していたボールニシキヘビを置いていきました。  

交際相手の女性には、「6匹だけ残していく」と伝えていたといいます。  

しかし、通報を受けて駆けつけた動物保護団体「ナレスバラ・エキゾチック・レスキュー」が確認したところ、50匹が引き出しの中に、20匹が部屋の中に放置されていることが判明しました。  

ボールニシキヘビは西アフリカから中央アフリカにかけて生息し、最大で約2mまで成長します。

ニシキヘビ科の中では小型種で、主に鳥類を捕食。  

飼育しやすいペットとして人気がありますが、不適切な飼育環境ではストレスを受け、健康に深刻な影響を及ぼすこともあります。  

今回発見された個体の多くは脱水症状に陥り、著しく衰弱していました。  

特に幼体は過熱によるダメージが深刻で、早急なケアが必要な状態だったといいます。  

対応にあたった爬虫類保護施設「Reptile Sanctuary」のダニエル・ホームズさんは、  「長年この仕事をしているが、これほどひどい環境で飼育されたヘビは初めてだ」とコメント。 

その状況を「衝撃的で悲惨だった」と表現し、深刻さを強調しました。  

ホームズさんは、この件を英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)に報告し、  元の飼い主への対応が検討される見通しです。

ネット上では、「しっかり調査されるべきです。残酷すぎます」「これは非常に悲惨。元飼い主は刑務所行きですね」といった声が上がっています。

Text by 本間才子