頭から1本の足が生えている牛 「競りに出しても売れない」理由で農家が保護団体に譲渡
画像はイメージ(Flicker/ steve p2008 )
ある牛のラッキーな人生が今、世間の人たちの関心を集めています。
「多肢症」の牛
「uncleneilshome」のアカウント名でInstagramに動画を投稿したのは、アメリカ・ニュージャージー州に拠点を置く非営利団体「アンクル・ネイルズ・ホーム」です。
様々な理由から恵まれない動物たちのレスキューやリハビリを行っているといい、先日投稿されたのは、頭から足が生えた1頭の黒い牛。
マニーと名付けられたその牛は、多肢症という余分な手や指、足を持って生まれる先天性疾患を持っており、元々は食肉用の牛を育てる農家で生まれました。
その特異な外見から、農家の人は「競りに出しても買ってもらえないだろう」と考え、同団体が持つ農場にやってきたそうです。
慣れない場所に最初は戸惑っていたマニーでしたが、1ヶ月もすると徐々に他の牛たちとも打ち解け合うように。
今ではみんなで広い農場を駆け回ったりジャンプしたりして、伸び伸びと嬉しそうに過ごしているといいます。
「他の牛たちは、誰もマニーの外見なんて気にしない」と語る団体の女性は、「人間だって外見でなく中身で判断すれば、より優しくより安全な世の中になるでしょう」と述べています。
マニーの生活に、世間からは「素敵な帽子だね!」「マニーは美しいわ」「神様からのギフトだ」「そのおかげで生き延びられたのね」「いつか会いに行きたい」「すごく楽しそうで活き活きしてる!」「動画見たら幸せな気分になった」など、応援や称賛が寄せられています。