5万年前のマンモスの赤ちゃんを発見 「世界で最も保存状態が良い」
画像はイメージ(Flicker/ Art De Cade )
このたびロシアの科学者たちは、サハ共和国で見つかった約5万年前のマンモスの赤ちゃんを公開しました。
5万年前のマンモスの赤ちゃん
イギリスメディアBBCによると、個体は永久凍土が解けた土地で発見され、性別はメスで身長120cm、体長は200cm、体重は100kg以上。
「ヤナ」と名付けられ、死んだ当時は生後1歳くらいだったと考えられています。
これまでに世界で凍結したマンモスは6体発見されていますが、ヤナはそのなかでも最も保存状態が良いといいます。
首都ヤクーツク市にある「ラザレフ・マンモス博物館研究所」所長のマキシム・チェルパソフさんは「通常、胴体などの最初に解けた部分は、捕食動物や鳥に食べられることが多い」とメディアにコメント。
前肢はすでに食べられている部分があるものの、「頭部は驚くほどよく保存されている」と語っています。
当初ヤナは直径約1km、深さ約86mにも及ぶ永久凍土で作られた「バタガイカ・クレーター」で、現地の住民によって発見されました。
マンモスが溶けかかっているのに気が付いた彼らは即席の担架を作り、地上に持ち上げることに成功したそうです。
ヤナは現在、市内の北東連邦大学で、死因や正確な死亡時期などについての研究が行われているもようです。
この報道に、ネット上では「小さなゾウみたい」「こうした発見は素晴らしい」「5万年前とは思えないほど綺麗」「1歳で死んでしまって可哀想」「今後の研究が楽しみ」といった感想があがっています。