「ここまで綺麗な状態は珍しい」 900万前のサメの化石が発見
画像はイメージ(Flicker/ David Minty )
このたびペルー地質学・鉱業研究所が、約900万年前に生息していたサメの化石を発見し公開したことで話題を呼んでいます。
900万年前の化石を発見
イギリスメディアのロイターによると、この化石は首都リマから南に約235kmの場所に位置するピスコ盆地という砂漠地帯で発掘され、ホホジロザメの祖先と考えられています。
このサメは「コスモポリトドゥス・ハスタリス」という種類で、同地域はかつて海だったことから、多くの化石が発見される場所として知られています。
歯の長さは最大約9cmにも伸び、成長した個体は全長7m近くまで成長したといい、一般的な小型船のサイズに匹敵します。
古生物学者のマリオ・ウルビナさんは、今回発掘した化石について「ここまで綺麗な状態の化石は珍しい」と称賛。
研究の結果、胃の中からたくさんのイワシの化石が出てきたといい、当時からイワシなどの魚を主食として食べていたことが判明しました。
今回の発見に、ネット上では「アゴと歯がすごい」「頭から背骨までとても綺麗」「900万年ってすごい数字」「かつて海がこんな広大だったことに驚き」「この場所から判断すると、絶滅の理由は気候変動なのかも」といったコメントが寄せられています。




