「かなり珍しい生き物だ」 森林で発見された魚や両生類など27の新種
(Conservation International © Trond Larsen/ )
世の中には、いまだ科学では解明できていないことが山ほどあるといいます。
このたびペルーの森林で新種の魚が発見され、人々を驚かせました。
ペルーの森林で発見された新種の魚
環境保護を目的に活動しているNPOの「コンサベーション・インターナショナル」が、北西部のアルトマヨ保護林を調査しました。
その結果、彼らは哺乳類4種、魚類8種、両生類3種、蝶類10種と予想を上回る数の新種の生物を発見したのです。
なかには大きく膨れたブヨブヨの頭を持つ魚も含まれ、同行した研究者たちは「こんな形の魚はこれまでに見たことがない」と述べています。
その役割について「エサを探す際に役立つのではないか」と考えられていますが、真相はいまだに謎のようです。
ほかにも手足の先に水かきがついた水陸両生のネズミも発見されており、「見つけるのは信じられないほど難しく、かなり珍しい生き物だ」と研究者たちを驚かせました。
この保護林の広さは約77万ヘクタールにも及び、森林と農地には様々な生態系が存在しているといいます。
同団体は「その多様な生物をより深く知ることで、森林伐採や農業拡大による脅威に直面した際に、効果的な保全対策を実施できるようになる」と期待を明かしています。
こうした発見や活動に対し、ネット上では「美しい自然をいつまでも」「素晴らしい取り組みに拍手」「タコのようにも見える」「すごい見た目」「森や海はまだ人間にとって未知の世界」といった反応が寄せられています。