世界最大記録に迫っていた7mの巨大ヘビ 建設現場で発見後に突然死
画像はイメージ(Flicker/ Bernard DUPONT )
マレーシアの建設現場で、体長8mの巨大なニシキヘビが発見された後、突然死が確認されました。
捕獲作業員の対応に疑問の声が上がっています。
建設現場で見つかっていた巨大ヘビ
この様子は、「On Demand News」をはじめとする複数のニュースメディアが伝えています。
このヘビは、インドやタイ、マレーシアなど南アジアから東南アジアに生息するアミメニシキヘビです。
アミメニシキヘビは、体長が長いもので8m、体重は160Kgにも達する大型種。
爬虫類、鳥類、哺乳類を捕食する動物食で、熊やイノシシを捕食した事例も報告されています。
当初、このヘビは体長が8mに達していると推定され、現在ギネス世界記録を保持する「メデューサ」の7.67mを超える新記録かと思われました。
しかし、実際に計測された結果は7.5mであり、わずか17㎝の差で記録更新には至りませんでした。
捕獲から数日後、このヘビは突然死亡しました。
その死因については様々な憶測が飛び交っています。
マレーシア民間防衛部隊の広報担当シャズリー・ムスタファさんは、「ヘビは自ら命を絶ったのかもしれない」と述べましたが、専門家からは異論が出ています。
爬虫類専門家であり、網目ニシキヘビの学名 を命名したレイモンド・ホーサーさんは、「ヘビは自ら命を絶つことはない」と断言。
捕獲時に過度に力を加えられたことが負傷を引き起こし、その結果死に至った可能性が高いとしています。
この報道に世間では、「チームで持ち上げるほど大きかったんだね」という感想が上がっていました。その一方で、「捕獲で首を絞めたりしている。マレーシアの人々の評判を落とす行為だ」「最長のヘビを殺してしまったんだね」といった批判も見受けられました。