『スタンド・バイ・ミー』ウィル・ウィートン 現在に「楽しんでるなぁ」
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少年たちの大冒険を描き、今なお名作として語り継がれている1986年公開の映画『スタンド・バイ・ミー』。
その主人公・ゴーディー・ラチャンス役を演じたのはウィル・ウィートンさんです。
現在は声優業にも力を入れている彼のデビュー作から代表作、現在の活動について紹介します。
ウィル・ウィトンのこれまでと現在
ウィルさんは1972年7月29日、アメリカ生まれです。
1981年、テレビ映画『ア・ロング・ウェイ・ホーム』に出演してデビューしました。
彼の代表作となった映画『スタンド・バイ・ミー』はスティーヴン・キングの小説『The Body』を原作とし、少年たちの冒険を描いて世界的にヒット。
演じたゴーディは物語を書く才能を持ち、心優しい少年ながらも、兄の死という葛藤を抱えている複雑な主人公です。
ウィルさんはこの難役を好演して、演技力が高く評価されました。
その後、1987年放送のドラマ『新スタートレック』ではエンタープライズ号の天才的な若きクルーであるウェスリー・クラッシャーを演じました。
艦隊士官学校に入学するも同級生を危険な飛行で死なせ、仲間とウソの報告をしてしまう事件を起こし、卒業延期の処分を受けるという役柄でした。
その後ロサンゼルスに戻り、5年間演劇学校に通って俳優業に復帰。
2000年代には、アニメやゲームが好きという趣味を活かして作家としての活動に重点を置き、多くの読者から支持を受けました。
さらに、自身が長年うつ病や全般性不安障害を抱えていることを公表し、メンタルヘルスに関する啓発活動を積極的に行うようになりました。
近年は再び俳優としての活動を再開し、人気コメディドラマ『ビッグバン★セオリー』では本人役でたびたび登場。
またアニメ『NARUTO-ナルト-』の英語吹き替えなどを担当しました。
「GTA」の名で知られる人気ゲームシリーズ『グランド・セフト・オート』シリーズのほか『ゴーストリコン』シリーズなどにも声優として参加しています。
またYouTubeのボードゲーム・ショー『テーブルトップ』では司会と共同クリエイターを務めているなど現在も多方面に活躍しています。
俳優のキャリアを経て現在は趣味を活かした仕事をしているようです。