最後の目撃情報は111年前 絶滅危惧種のバクが発見される
画像はイメージ(Charles J. Sharp / Wikipedia Commons )
ブラジルバクは、ブラジルやベネズエラなど南米の森林および湿地帯に生息する哺乳類です。
体長は2m前後、体重は180~300kgとかなり大きく、絶滅危惧種のレッドリストに登録されています。
このたびリオデジャネイロ州立環境研究所は、同州で1914年を最後に目撃情報が途絶えていたブラジルバクが、約100年ぶりに確認されたことを伝えています。
絶滅危惧種のブラジルバク
アメリカメディアのNEW YORK POSTによると、2025年1月、研究所がクンハムベベ州立公園に設置したカメラに3頭のブラジルバクが映っていたといいます。
今回の発見について、広報担当者は「特定の種の回復に関して、保護区とその活動の重要性を反映しています」と言及しており、研究所の成果を称えています。
ブラジルバクは都市化による森林破壊や違法な狩猟が原因で、リオデジャネイロ州では絶滅したと考えられていました。
同公園のInstagramには、夜間に大きなブラジルバクが森の中で活動的に動き回る様子が公開されています。
またその後ろをひっそりと飛んでついて回っているのがナミチスイコウモリだといい、吸血のためバクを狙う光景も確認できます。
世間からは「なんて嬉しいニュース!」「絶滅危惧種が回復していると聞くといつも嬉しく感じる」「自然の力はすごい」「今後の様子にも期待しています」「100年ってすごい記録的な数字だね」「みんなで自然と動物を守りましょう」といった歓喜のコメントが寄せられています。
2025/3/5
「ブラジル国内で1914年を最後に目撃情報が途絶えていたブラジルバク」を「同州で1914年を最後に目撃情報が途絶えていたブラジルバク」に訂正します。