海を泳いでいた3mの巨大ヘビ 遊泳者に避難呼びかけ

画像はイメージ(Flicker/ Bernard DUPONT

タイ・プーケットのカマラビーチで、体長約3mのニシキヘビが海を泳いでいるのが発見され、一時ビーチが騒然となりました。

【動画】海を泳いでいた巨大ヘビ

ビーチを泳いでいた巨大なニシキヘビ

Khaosod English」をはじめとする複数のメディアが報じています。

発見時、ヘビは岸から約50m沖を泳いでおり、ビーチパトロールがすぐに遊泳者に海から上がるよう指示。

さらに、ライフガードと連携してジェットスキーを使い、ヘビを岸まで誘導しました。

ビーチに引き上げられたヘビは、その後プーケット・タラン地区のテープカサットリーにあるカオプラテーオ野生動物保護区の職員に引き渡されました。

保護区で一時的に保護された後、森林へ戻される予定です。

この巨大な個体は、南アジアから東南アジアにかけて生息するアミメニシキヘビ。

通常は5〜7mに達し、体重は30〜50㎏になる大型の品種です。

食性は、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類等を食べる動物食。

熱帯雨林や耕作地を好みますが、都市部の環境にも順応できます。

ニシキヘビは、ビーチにつながる運河を泳いで海へ出た可能性が高いとのことです。

この報道に対し世間では、「アミメニシキヘビは長距離を泳げます。普通のことです」といった意見や、「観光客向けのアトラクションじゃないの?」といったユーモアのあるコメントも上がっていました。

Text by 本間才子