『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』では子役で出演 キー・ホイ・クァンの現在に「すごい」
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映画『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で、考古学者インディ(ハリソン・フォード)と大活躍する少年ショート・ラウンドを演じたことで知られるキー・ホイ・クァンさん。
俳優として40年のキャリアを持ち、裏方の仕事でも精力的に活動しています。
そんな彼のデビュー作から代表作、現在の活動について紹介します。
キー・ホイ・クァンのこれまでと現在
クァンさんは1971年8月20日生まれで、出生はベトナムですが国籍はアメリカです。
幼少期にベトナム戦争後の混乱から逃れて、家族とともにアメリカに渡りました。
オーディションを受けて、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』への出演が決定。
実はオーディションには彼の弟の付き添いで来ていて、弟に演技のアドバイスをするクァンさんにキャスティング担当者が注目して抜擢されたとのことです。
さらに翌年には映画『グーニーズ』に、「データ」のあだ名で知られるリッキー・ワン役で出演。
科学技術に関する知識を持ち、入れ歯とバネを組み合わせた「万能フック」で仲間たちのピンチを救いました。
その後は映画制作に興味を持ち、俳優業を一時休止して、南カリフォルニア大学映画芸術学部へと進学。
『X-MEN』や『拳神 KENSHIN』に武術指導のアシスタントとして参加し、2004年には木村拓哉さんが出演したウォン・カーウァイ監督の『2046』にも助監督として参加しています。
ウォン監督の広東語を木村さんに英語で伝えるという通訳の役割も果たしていました。
俳優業に復帰して以降は、2022年に第95回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞など7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に出演。
クァンさんも助演男優賞を受賞する快挙を実現しました。
また、2024年公開のアニメ映画『カンフー・パンダ 4 伝説のマスター降臨』ではハン役で声優を務め、2025年公開予定の『ズートピア2』でもゲイリー役として声優を務めることが決まっています。
子役からスタッフを経験して俳優に復帰を果たしたクァンさんの今後の活躍が楽しみです。