排水管に挟まっていた3mの巨大ヘビ 4時間後に救出される
画像はイメージ(Flicker/ Theo Stikkelman )
シンガポールのホンリムパークで、体長約3mの巨大なヘビが排水管に挟まり、国家公園局(NParks)のスタッフによって救出される出来事がありました。
この様子は「Mustsharenews」など複数のメディアで報道されています。
排水管に挟まっていた巨大ヘビ
発見者のプラシャンタ・スリニヴァサンさんによれば、ヘビは排水管のグレートの下に入り込み、さらに狭い管の中に進んで動けなくなったとのこと。
今回救出されたのはアミメニシキヘビで、茶色と黄色の模様が特徴です。
この種は南アジアから東南アジアにかけて広く分布しており、熱帯雨林や湿地帯、シンガポールでは下水道でも確認されています。
最大で7mにも達するアミメニシキヘビは、爬虫類や鳥類、哺乳類を食べる動物食性です。
大型個体では、マレーグマやヒトを捕食した例も報告されています。
ヘビが発見されると、通報を受けたNParksのスタッフが現場に到着。
細い管に詰まったヘビを安全に取り出すため、コンクリートを破壊する必要がありました。
約4時間にわたる作業の末、ようやくヘビを救出。
捕獲時に激しく抵抗しましたが、その後、検査のためシンガポールの動物園管理団体「Mandai Wildlife Group」に搬送されました。
健康状態が良好であれば、ヘビは人里離れた森林地域に放される予定だということです。
この出来事にネット上では、「ヘビがいるということは多くのネズミがいるということだね」「ヘビを救出するために破壊した溝の修理代は誰が払うの?」といった意見が寄せられました。