膝から下がない5歳児 四つん這いになり自ら登校
画像はイメージ(Flicker/ USAG- Humphreys )
マレーシアで先天性の障害により膝から下が無い5歳の男の子が、手に草履を履いて四つん這いになり登校する動画が、ネットユーザーの注目を集めました。
障害で膝から下がない男の子が登校
男の子は、マレーシアに住む5歳のムハンマド君。
動画を撮影していたのは、ムハンマド君のお母さんです。
この日、ムハンマド君は学校に初登校しました。
5人きょうだいの末っ子であるムハンマド君は、Caudal Regression Syndrome(CRS)という稀な先天性欠損症を持って生まれ、膝から下がありません。
それでも家族は、ムハンマド君が普通の環境で成長できるよう、他の子供たちと同じ学校に通わせることにしたのです。
子供たちが全校集会に行くため学校の食堂から出てきたところを、ムハンマド君のお母さんは撮影しながら励ましの声をかけています。
先生は、ムハンマド君に手を貸すことをしません。
ですが、ムハンマド君もお母さんもまったく気にしていない様子。
「息子には普通の人と同じように、自由に自立してほしいのです」
幸い、学校にはムハンマド君の兄姉も通っているとのこと。
特別な支援を必要とする子供たちについての意識を高めたいと思う気持ちから、ムハンマド君のお母さんはこの動画をシェアしました。
ムハンマド君のお母さんは、この動画が障害を持つ他の子供の親たちの励みになればと話しています。
障害をものともせず、頑張って登校するムハンマド君の姿を見たユーザーからは、「神のご加護を」「これからも強く生きて欲しい」といった励ましのメッセージが寄せられています。