頭に大きな2つの瘤がある犬 安楽死回避でセカンドライフ満喫

画像はイメージ(Flicker/ localpups

瘤のせいで飼い主が見つからなかったピットブル・ミックスが、安楽死を免れ、第二の「犬生」のチャンスを掴みました。

【画像】瘤のせいで安楽死されそうになったピットブル・ミックス犬

大きな瘤を頭部に抱えたピットブルのミックス犬

2022年、ピットブル・ミックス犬のストロベリーは、頭部に2つの大きな瘤があり、悲惨な状態で保護されました。

飼育放棄によりひどい疥癬にかかり被毛がピンク色に変色していて、痛みを伴っているのは明らかだったのです。

通常保護された犬たちは、健康が回復すると養子縁組の準備に入ります。

ストロベリーの場合、頭の瘤が原因で養子縁組の候補から外され、安楽死を余儀なくされてしまいました。

動物保護団体の職員たちは、なんとかしてストロベリーの安楽死を回避したいと思い、SNSを通して飼い主になってくれる人を募集。

SNSアカウントで、職員はストロベリーを「ユニコーン」というニックネームで呼び、頭の瘤は昔の怪我による組織が盛り上がってしまったことを説明しました。

命に別状はないものの、その組織を取り除くことはストロベリーの命を危険にさらすとも補足しました。

すると、投稿を見て一人の男性がストロベリーに手を差し伸べたのです。

その男性は、ストロベリーのすべてをユニークな個性として受け入れてくれました。

ストロベリーは、新しい家に適応するのに時間がかかりましたが、飼い主になった男性は根気よく愛情を注ぎ続けました。

おかげで、今ではすっかり新しい暮らしに慣れた様子。

家族の一員となって、第二の生きるチャンスを楽しんでいるとのこと。

SNSアカウントには、たくさんの喜びの声が溢れています。

Text by 都築ミロ