他の動物に襲われた犬 鼻半分、唇の一部を失う
画像はイメージ(Flicker/ Danny Ayers )
鼻が欠けて呼吸が困難な状態になっていたところを発見された犬は、飼い主にも捨てられました。
悲惨な状態で発見された犬が手術で顔を取り戻す
2015年、アメリカ・テキサス州で路上をさまよっていたミックス犬のビャルニを発見した地元の動物管理センターの職員は、その犬の悲惨な状態に衝撃を受けました。
後にビャルニと名付けられたその犬の顔は、鼻の半分と唇の一部が欠けていて、噛まれた跡がいくつもあったのです。
残っていた歯は曲がり、餌を食べるのも息をするのも苦しそうでした。
原因はどうやら、路上で他の動物に襲われたこと。
動物管理局職員はビャルニの飼い主を探し出しましたが、責任を取ることを拒否し、ビャルニを捨ててしまいました。
ビャルニはその後、テキサスにある動物保護団体に保護され、獣医のもと顔を修復する手術をすることに。
顔を再建することで、鼻と副鼻腔を整え、呼吸と食事をより快適にできるようにしてあげたいという願いからでした。
大がかりな手術費用を捻出するのは大変なことでしたが、幸いにもビャルニのことを知った多くの人が寄付をしてくれたそうです。
結果、ビャルニの手術は成功。さらに、手術からわずか数ヶ月後、ビャルニは新たな飼い主を見つけることができました。
ビャルニに2度目の生きる機会が与えられたのです。
保護されてから多くの人の献身的なケアと愛情で、回復でき、セカンド・チャンスを得ることができたビャルニ。
今、やさしい飼い主のもとで幸せな日々を送っていることを願いたいですね。