日本からアメリカに密輸されていた22万円相当のカブトムシ お菓子の中から発見
画像はイメージ(Flicker/ Mike Knell )
他国からの密輸品が絶えないアメリカの空港。
今回はロサンゼルス国際空港で、日本のお菓子の中に隠されていたカブトムシが発見されました。
日本からのカブトムシ密輸を摘発
アメリカ税関・国境警備局(CBP)は、2025年1月に日本からロサンゼルス国際空港に到着した航空貨物の捜索中に、37匹の生きたカブトムシの密輸を発見しました。
カブトムシやクワガタなどの甲虫を生きたまま輸入するには許可が必要です。
しかし何者かが、ポテトチップスやチョコレート、その他のスナック菓子の中にカブトムシを隠し、お菓子に見せかけての密輸を試みていました。
今回のカブトムシの総額は、1,480ドル(約22万4,000円)ほどだと言われています。
税関当局によると、アメリカでは、エキゾチックな昆虫はコレクターやマニアの間で人気が高く、その多くが地下プラットフォームを通じてアメリカ国内で違法に販売されているとのこと。
密輸されたカブトムシは、植物の葉や根を食べ、樹皮に卵を産み付け、森林にダメージを与えることで深刻な「害虫」となる可能性があります。
今回押収されたカブトムシは、米国農務省(USDA)の職員によって、おそらくカブトムシの飼育許可を持っている動物園か、地元のカブトムシコレクションに寄贈されるだろうということです。