空から落ちてきた180cmの氷の塊 屋根に直撃し破損
画像はイメージ(Flicker/ Elliott Brown )
2025年2月3日、アメリカ・フロリダ州の住宅街に、突然巨大な氷の塊が落下し、民家の屋根を破損する出来事が発生しました。
民家の屋根に2mの巨大な氷が直撃
住民から通報を受けた地元の消防隊員が現場にかけつけると、屋根には大きな穴が開いており、中に長さ180cm、幅90cmにもなる氷塊があるのを発見。
さらに、氷の残骸が道路や庭周辺にもいくつも散乱していたそうです。
消防隊員から連絡を受けた地元の建築局職員が破損した民家の屋根を検査したところ、住人は安全に家を使用できると判断されました。
その後、破損した屋根にはブルーシートが敷かれて保護されたとのこと。
消防隊員は、この一件を連邦航空局(FAA)に報告しました。
原因はいったい何だったのでしょうか。
消防署がSNSでこの出来事をシェアすると、「ミステリー」という声が寄せられると同時に、「飛行機が原因ではないか」というコメントが寄せられました。
「こうした事故は、通常、旅客機のトイレから放出される水が凍って落下したことで発生する」
「航空機は高高度、特に氷点下付近で表面に氷を蓄積することがある。飛行機が暖かい空気に降下すると、この氷が割れて落下することがある。落ちてきた氷が透明か白色ならそう考えるのが妥当だ」
実際に、日本でもこうした氷塊の落下事故が発生したことがあります。
旅客機はマイナス50度の寒気の中を飛行するため、給水口や排出口に氷ができやすく、蓄積した氷塊が地上に落下することが稀に起こり得るのだとか。
突然、巨大な塊が頭上から落下すれば、惨事につながりかねません。
今回は幸いにも、氷塊による負傷者は出なかったようで、消防隊員も安堵していたということです。