パスタ調理中に親指を火傷 両脚を切断する羽目に
画像はイメージ(Flicker/ Eugene Kim )
キャンプ中の男性が、ちょっとした指の傷から入り込んだ菌により、とんでもない事態に陥ってしまいました。
親指の火傷から敗血症
アメリカに住むマックス・アームストロングさんは、2024年12月に友人たちとコロラド州にキャンプに行っていました。
夕食にパスタを作っていた時、スキレットで親指にちょっとした火傷を負ってしまいます。
軽傷だったことから特に気にもしなかったそうですが、日が経つにつれて、マックスさんの左足は腫れあがり、足の爪が紫色に変色し始め、痛みに耐えられない状態になったのです。
そしてキャンプから6日後、マックスさんは病院の緊急治療室にいました。
検査をした医師は、火傷をした手の親指から溶連菌A型が体内に入り込み、敗血症に発展したと説明。
昏睡状態に陥ったマックスさんが目覚めたのは、緊急搬送されてさらに6日後のことでした。
医師は、敗血症で真っ黒になったマックスさんの親指と両脚を見て、両脚の切断は避けられないと告げました。
2024年12月23日、マックスさんは3時間におよぶ両脚の切断手術を受けた後、1ヶ月以上の入院とリハビリを終えて、家族のもとへ戻りました。
アウトドア生活が大好きなマックスさんは、これまでにも擦り傷や切り傷をしながらも何ともなかったことから、親指の火傷も気にせず、絆創膏を貼っていただけだったそうです。
今回の出来事は、ただただ悪夢でしたが、命が助かったことに家族共々感謝していると話しています。
現在は、リハビリに励みながら車椅子生活を送っているとのこと。
たとえ軽傷であっても、敗血症は誰にでも起こる可能性があり、急速に進行することもあります。
マックスさんの事例はいい注意喚起。私たちも敗血症に対しての意識を高め、ちょっとした怪我にも注意をすることが大切ですね。