騎手の菅原隆一 前職に「知らなかった」「いつの間に」
nakashi / Wikipedia Commons
子役から意外な転身を遂げた人はさまざまいます。
かつて「細山くん」の愛称でバラエティやドラマに出演していた細山貴嶺さんは、外資系企業の「ゴールドマンサックス」に新卒で入社して、現在は動物保護団体の理事をしているとのことです。
そんな中、子役からJRAの騎手となった菅原隆一さんを今回は紹介します。
元子役の菅原隆一
菅原さんは、子役として映画『釣りバカ日誌』シリーズで浜崎家の一人息子・鯉太郎役を演じて、存在感を発揮。
1998年公開の映画『らせん』では佐藤浩市さん演じる主人公・安藤満男の息子・孝則を演じるなど、重要な役を任されていました。
また、2000年公開のNHK連続テレビ小説『私の青空』にも出演するなど子役としてキャリアを重ねていました。
そんな中、父・隆明さんが騎手だったことから自身も乗馬を始め、中学1年生のときに父から役者か騎手か選択を迫られ、騎手の道に転身。
競馬学校の第26期生として入学して、2010年に騎手免許を取得しています。
子役出身という経歴から注目を集めた菅原さん。
2010年中に勝利することができませんでしたが、2011年8月28日にデビューから208戦目で初勝利をあげました。
これはJRA初勝利までの最長記録となっているとのことです。
また、2021年2月14日以来、勝利から遠ざかっていましたが、2024年2月11日の東京競馬第3競走・新馬戦で、約3年ぶりの勝利を飾っています。
菅原さんは2025年年、美浦・小手川準厩舎に所属変更となり、さらなる活躍が見込まれています。