中国の動物園が「とても獰猛なトラ」と宣伝 実際はチャウチャウ
画像はイメージ(Flicker/ Hey )
2025年1月24日、中国江蘇省台州市の「秦湖湾森林動物王国」が、中国のSNSで行ったライブストリームに批判の声が高まっています。
中国の動物園が犬の毛をトラのように染める
プロモーションの一環として撮影された同園の映像には、「私たちのトラは巨大で、とても獰猛です!」というキャプションが添えられ、オレンジと黒の縞模様をした動物が木製の囲いの中にいる様子が捉えられています。
しかしその動物はトラではなく、黒とオレンジ色に毛をペイントされたチャウチャウ犬だったのです。
すぐに犬だと気付いたユーザーは、動物虐待だと批判の声を上げました。
これを受け動物園は、「トラではなくチャウチャウ」と認めましたが、犬の毛をカラーリングしたことについては「使用した染料は無害」「人も染髪するように長い毛の犬も自然な染料でできる」と自分たちの行為を擁護。
実は、この動物園が批判を受けたのは今回が初めてではないようです。
2024年にも、この動物園は犬をパンダにように染め、さらにパンダの見た目に合わせて毛をカットしたと報じられていました。
この行為については、園の担当者は「ウチにはパンダがいないのでそうしたまでです」と説明したとか。
今回の一件は、別の動物園で「犬をパンダのように染めた」類似の事件を思い起こさせます。
中国では、別の動物やキャラクターに見せるため、動物の毛を染料でカラーリングする動物園が少なくないようで、SNS上ではしばしば物議をかもしています。
トラに見せかけられたチャウチャウの動画を見たユーザーからは、「走り回っている姿で犬だとバレている」「呆れてモノが言えない」といった声が寄せられています。