毛がなくオムツを履いていた犬 「人間の赤ちゃんかと思った」

画像はイメージ(Flicker/ Josh Henderson

アメリカに住む、毛のないフレンチブルドッグは外出時にいつも人間の赤ちゃんと間違われてしまうそうです。

【動画】毛がなく、人間の赤ちゃんと間違えられていた犬

適切な治療を受けさせてもらえていなかった犬

アメリカ・カリフォルニア州にある動物保護団体によって、2024年8月に保護された生後数ヶ月のオスのフレンチブルドッグには全身に毛がありませんでした。

ハロルドと名付けられたフレンチブルドッグは、アレルギー性の皮膚炎を患っていたとのこと。

全身にかゆみが伴っていたにもかかわらず、前の飼い主は動物病院で治療を受けさせることもなく、最終的にハロルドを捨ててしまいました。

里親のアンドレアさんは、ハロルドを健康な皮膚に戻して新しい家族が見つかるようケアすることを決意。

ハロルドは皮膚に炎症を起こしていたため、毛がない上に全身がピンク色の状態の痛々しい様子でした。

アンドレアさんはハロルドを1日置きに薬用のお風呂に入れた後にローションを塗ってあげ、全身を保護するために洋服を着せていました。

ハロルドがまだトイレトレーニングが完全にできていない頃、アンドレアさんは彼におむつを着けて一緒に外出していたそうです。

すると、周りの人たちからよく人間の赤ちゃんに間違われてしまうことが多々あったといいます。

ある日のこと、いつも通りハロルドを連れて外出したアンドレアさんは、通りすがりの人から「あなたがあそこに座っているのを見て、人間の赤ちゃんを抱っこしているかと思ったわ」と言われたこともあったとのこと。

そしてアンドレアさんの献身的な世話によりハロルドには産毛が生え始め、皮膚の炎症が見事に改善されたのです。

現在、ハロルドは新しい家族の元で愛情をたっぷり受けて元気に幸せに暮らしておりネット上では「泣けてくる」「いい飼い主に巡り会えてよかった」と言った反応が上がっています。

Text by Masumi.D