ビル・ゲイツに「面白いものを持ってきて」と課題 生徒は失神、教員は困惑

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マイクロソフト創業者で実業家のビル・ゲイツ氏が、子供時代の回顧録の中で学校に牛の肺を持って行った過去を語りました。

【動画】牛の肺を学校に持って行った経験を再現するビル・ゲイツ氏

子供時代に奇抜なエピソードを持つビル・ゲイツ氏

ゲイツ氏が小学校4年生の時のこと。

生徒たちは教師に「何か面白いものを持ってきて、授業でそれについて話をしなさい」という題目を与えられたといいます。

そのことを、ゲイツ氏は父親に話しました。

父親は「それなら屠殺場に行って牛の肺をもらえばいい」と提案。

素晴らしいアイデアだと思ったゲイツ氏は、父親と一緒に牛の肺をもらいに行き、白いシーツにそれを包んで学校に持って行ったのです。

「確か、手袋をせずに触った記憶があるよ。クラスの女子の一人が失神したね」

動画で、当時と同じように牛の肺を目の前にして回顧するゲイツ氏。

しかし、その手にはスタッフから差し出された手袋が。

死んだ牛の大きな肺を見たクラスメートたちは、素手で牛の肺に触るゲイツ氏に畏敬の念と嫌悪感が入り混じった視線を注いでいたようです。

一方で、教師は「素晴らしい」と称賛しながらも、「早くそれを教室から出しなさい」と言って顔をしかめていたといいます。

彼のインスタグラムアカウントには、「これは子供時代の数ある中のエピソードの一つです」とキャプションが添えられています。

長年にわたり、テクノロジーや気候、パンデミックなどの本を執筆しているゲイツ氏ですが、新著「Source Code」は彼の初の回顧録となり、自身の人生すべての基礎を築いた人間関係、教訓、経験が語られてた一冊になっているということです。

Text by 都築ミロ