「イカゲーム2」で芸能界に復帰したチェ・スンヒョン 11年ぶりに海外メディアの取材に応じる

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世界中で大ヒット中の韓国ドラマ「イカゲーム2」。

【画像】「イカゲーム2」に出演しているチェ・スンヒョン

そこに出演するBIG BANGの元メンバー「T.O.P」ことチェ・スンヒョンさんが、このたび韓国メディアThe Korea Timesのインタビューに答えました。

「イカゲーム2」で芸能界に復帰したチェ・スンヒョン

彼は2006年、「BIG BANG」で芸能界デビューするも、2017年6月に大麻吸引で逮捕。

執行猶予2年、懲役10ヶ月の判決を言い渡されてしまいます。

2020年に引退宣言をしたものの、同ドラマのシーズン2に参加者番号230番の元人気ラッパー・サノス役で芸能界復帰を果たしました。

インタビューのなかで経緯について問われたスンヒョンさんは、グループの人気が低迷し始めて以来「10年近く誰も自分のことを気に掛けていないと思っていた」と語っています。

しかしドラマの監督であるファン・ドンヒョクさんからオファーがあり、「彼が私に寄せてくれた信頼と信念が、この役を引き受ける勇気を与えてくれた」と明かしました。

薬物常習者でもあるサノスはストーリーのなかで、密かに持ち込んだ麻薬をネックレスに隠して服用しています。

その役柄についてもスンヒョンさんは、「私の隠しておきたい過去を反映していて、正直気が重くて怖かった」と吐露。

しかし運命がこの方向に引っ張っていると思うようになり、「監督の信頼に報いるのが自分の義務」だとして、出演を決意しました。

今では「演技で優れた成果を上げることは、人生における一つの課題」だと前向きに捉え、俳優業への意欲を示しています。

今回のインタビューは2014年の映画「Tazza: The Hidden Card」の宣伝以来、11年ぶりの公式のものとなり、ファンたちから大きな反響を呼んでいます。

「復帰してくれて嬉しいよ」「サノスの演技最高だった」「だから彼は“トップ”なんだ」「芸能界が彼をそうさせたんだろう。戻ってくれて幸せ」「相変わらずかっこいい!」「安定した幸せな生活ができますように」といった声が寄せられ、今後に期待するファンが多いようです。

Text by 春野 なつ