迷子になった男の子 バンドが生演奏で父親の名前を連呼
画像はイメージ(Flicker/ dadblunders )
迷子になって泣いていた男の子が、父親の名を呼びながら大合唱する群衆に慰められるという心温まる光景がアルゼンチンで繰り広げられました。
迷子の少年のために父親探しをする人たち
混雑した場所でつい目を離した隙に、子供が迷子になってしまうというのはよくあることです。
その日、アルゼンチンのある広場ではバンドが生演奏を繰り広げ、大勢の人がそれを見ながら踊ったり食事を楽しんだりして、賑わっていました。
その中で、男の子が父親とはぐれてしまい、群衆の中で泣き出してしまったのです。
周りにいた見知らぬ人たちは、団結して男の子のために父親を探してあげようということに。
バンドのメンバーたちが、歌詞を男の子と父親の名前に変えて生演奏を始めると、群衆もそれに合わせて手拍子をしながら父親の名前を連呼し始めました。
「エドゥアルドさ~ん、フアン・クルス君を探しに来て~!」
さらに、背の高い男性が泣き続ける男の子を肩車し、父親探しのために一緒に歌い出しました。
何事かと集まってきた人たちも、事情を知ると父親探しに参加。
合唱はさらに大きくなりました。
やがて、群衆をかき分けて1人の男性が男の子の目の前に。
みんなが探していた父親のエドゥアルドさんでした。
その瞬間、男の子は父親にしがみつきました。
我が子の無事に安堵した父親もしっかりと息子をハグ。
その光景を見た群衆も、一安心。父子の再会に、周囲からは拍手と歓声があがりました。
見知らぬ人たちの団結のおかげで、父親は息子の居場所を知ることができたのです。
この動画がSNSでシェアされると、多くのユーザーがほっこりとした気持ちになったようで、「まだまだ人間、捨てたものじゃない」という感動のコメントが相次いでいます。