買って焼くも「食欲失せた」 人間のような歯があった魚
画像はイメージ(Flicker/ Matt Zimmerman)
ブラジルのパウラ・モレイラさんという女性がシェアした魚の動画が、「フェイクでは?」とまで言われるほど、ユーザーから大きな反響を呼びました。
まるで人間の見た目の魚
というのも、その魚の歯が人間のような歯並びと整った形をしており、逆に「不自然」だったからなのです。
パウラさんによると、この魚は年末に家族が購入してきた3匹のうちの1匹でした。
焼く寸前まで、歯の形には気付かなかったといいます。
ニンニクと塩で味付けされて30分ほど焼いたこの魚を、パウラさんが口にすることはありませんでした。
「なんだか人間を連想してしまい、食欲が失せてしまいました」
実はこの魚、「シープスヘッド・シーブリーム」というタイの一種。
西大西洋に生息し、体長約90cm、体重約16kgにもなる大型の魚だったのです。
海洋生物学者がブラジルのニュースサイト「G1」に語ったところによると、シープスヘッド・シーブリームの歯は、岩にくっついているムール貝などを引いて食べるため非常に強力なんだそう。
上あご部分にある丸みを帯びた歯は、貝やカタツムリ、カニを砕いて食べるために使われるということです。
パウラさんのインスタグラムには、「見た目と違ってシープスヘッド・シーブリームは美味しい魚だよ」「こんな歯の魚、食べるのが嫌だ」「義母に分けてあげてほしいぐらいの綺麗な歯だ」といったコメントが寄せられています。