病院に出没した巨大ヘビ 安全のため患者が避難

画像はイメージ(Flicker/ The Global Orphan Project

南アフリカ共和国リンポポ州ゼベディエラにあるモゴトクリニックで、巨大なヘビが目撃され、一時クリニックが閉鎖される事態が起こりました。

【画像】クリニックを一時閉鎖に追い込んだ巨大ヘビ

この出来事は、Daily Sunなど複数のメディアによって報道されています。

クリニックに現れた巨大ヘビ

ヘビの出現により、モゴトクリニックは患者やスタッフの安全を考え、臨時閉鎖を決定。

これにより、村人たちは医療サービスを受けられなくなり、他の医療施設まで長距離を移動せざるを得なくなりました。

地元住民のクリスティーナ・チュエネさんは、「私たちは他の医療施設に行くお金がなく、何もできなかった。体調が悪くても家にいるしかなかった」とメディアに語り、多くの住民が命の危険にさらされた状況を振り返っています。

リンポポ州保健局は、すぐに専門のヘビ捕獲者を派遣。

さらに、ヘビ避け装置の設置や建物の侵入口の封鎖など、徹底した安全対策を実施しました。

また、地域住民や当局職員も協力し、クリニックの敷地内を清掃したということです。

保健局の報道官ニール・シクワンバナ氏は、「患者とスタッフの安全確保のため、迅速かつ徹底的な対応を行いました」と述べ、クリニックが再開されたことを発表。

この報道に対して、世間では「クリニックが縁起の良いヘビをペットとして飼っていたのでは?」「ヘビは金運を招く象徴だ」と力説するコメントも見られました。

Text by 本間才子