「不審な人の形をしたものが浮いている」 警備隊が救助したものの正体
通報を受ければ、チームで人命救助に尽力するのが救助隊の仕事です。
イギリスのランカシャー州の沿岸警備隊チームは、「人の形をした」物体が浮いていると通報を受け、すぐに海に出動しました。
沿岸警備隊が海から救助したもの
現場へ到着すると「不審な人の形をしているが、明らかに人間ではないようだ」と目撃者が発言。
実際に情報提供者が撮影したビデオをよく見ると、海事団体や訓練学校で船外活動の訓練に使われるダミーの一種であることがすぐにわかったそうです。
それでも沿岸警備隊チームは、「ダミーが海岸線を漂流し、さらなる不安と混乱を引き起こすのを防ぐため」と人形を回収することに。
ビーチに引っ張り上げられた人形は、その後地元の評議会に引き渡して処分してもらったということです。
見間違いで通報した目撃者を非難することなく、「通報は正しいこと」と発言しているランカシャー州の沿岸警備隊チーム。
海で溺れた「被害者」が人間ではなかったことに、何よりも安堵しているでしょうね。