10代の子供向けに設定されたメルセデス車 最大時速60kmも1730万円で「本格的」

画像はイメージ(Flicker/ The Car Spy

小さくても、高級車に変わりありません。

【動画】ロシアで販売されている、10代の若者向けメルセデスGクラスのミニSUV

しかし、ロシアのディーラーはメルセデスのミニGワゴン車を10代向けの子供用として販売し始めました。

10代の若者向けに販売されているメルセデスGワゴン

このディーラーが販売しているのは、若者の憧れの車、メルセデスGクラスのミニSUV。

ミニといっても、レザーシート、デジタルディスプレイ、パーキングセンサー、防音、ステアリングコントロール、駐車用バックカメラなど豪華な装備は、通常のGクラスと同等です。

また、ボンネット、スポイラー、ドアハンドルは、すべてカーボンファイバー製で、レーシングハーネス付きスパルコ製スポーツシートと最先端のエアサスペンションシステムが、スポーティな車の外観をさらに引き立てています。

特徴は、この電気モーターで動く小さなSUVの重さが800キロと、通常のGワゴンよりもかなり小さいタイプであること。

そして、時速60キロ、40キロ、あるいは20キロに速度を制限できる「ペアレンタルコントロール機能」を備えていることです。

つまり、この車はレプリカで、10代の子供向けに売り出されているのですが、値段は1100万ルーブル(約1730万円)。

「子供用のおもちゃ」と言うには、あまりにも高額でしょう。

しかも残念なことに、ロシアでは18歳にならないと免許が取得できません。

果たして需要はあるのかと疑問ですが、メルセデス愛好家たちは180cm以上の身長の人が乗ることが難しいその小さなサイズにもかかわらず、このミニSUVを好評価しているようです。

世の中には、子供に贅沢をさせることを厭わない富裕層の親もいるので、こうした高額なミニSUVも売れるのかもしれませんね。

Text by 都築ミロ