ぶどうを喉に詰まらせた同級生 8歳の男の子の行動に感謝状が贈られる
偶然の奇跡と男児の機転の効いた救助方法が、昼食時間に喉を詰まらせた同級生を救いました。
ぶどうを喉につまらせ窒息寸前の同級生に気付いた男児
アメリカ・アリゾナ州メサの小学校にあるカフェテリアで、ランチを食べていた8歳のトーマス・コンリー君は、隣に座っていたアイザイア・ロドリゲス君の異変に気付きました。
この日、トーマス君はいつもと違う席に座ってランチを食べていたそうです。
突然、隣座っていたクラスメートのアイザイア君が喉を詰まらせました。
トーマス君は躊躇うことなく、アイザイア君の体を後ろから両腕でしっかりを抱え込み、ハイムリック法を実行。
そのおかげで、アイザイア君は救われました。
喉に詰まっていたのは、一粒のぶどう。
後に、何が起こったかをアイザイア君の母親から知らされた校長先生は、カフェテリアの監視カメラを確認。
ちょうど7年前の同じ月、同じカフェテリアで、食べ物を喉に詰まらせて亡くなった生徒がいたことを思い、今回アイザイア君の命が救われたことに大きく安堵しました。
実は、この出来事の前日、トーマス君は「ブドウは喉に詰まらせやすいから」と、万が一の事に備えた対処法を母親から教わっていました。
今回の救出劇は、トーマス君の機転の良さと偶然の奇跡が重なって起こったようです。
トーマス君は、学校で行われた式典に出席した地元の消防士たちから「勇敢なヒーロー」として感謝状を送られました。
「誰かを助けることを恐れてはいけないと思う」と、しっかりとした口調で語ったトーマス君の言葉と勇気ある行動は、きっと多くの人の心に響いたことでしょう。