ライブ中、テイラーの折れたヒールをゲットした男性 その後起きた奇跡

AP Photo/Lindsey Wasson, File

ファン歴13年という大のテイラー・スウィフトさん好きの男性に今、世間の関心が寄せられています。

【画像】ライブ中、テイラー・スウィフトの折れたヒールをゲットした男性

テイラー・スウィフトの折れたヒール

彼はブラジルのリオデジャネイロに暮らすフェリペ・コンラドさん。

少し前にテイラーさんのライブに行った彼は、その最中に彼女が突然しゃがみ込み、履いていたブーツを気にかけていることに気が付きました。

ブーツが壊れ、ヒールとともに靴底が剥がれてしまったのです。

気を利かせたテイラーさんはそれをファンめがけ投げ入れ、運よくキャッチしたのがフェリペさんでした。

アメリカのメディアPeopleによると、ちょうど同時期にいとこにガンが発覚し、フェリペさん一家の間では、かなりの治療費が必要になることが問題となっていました。

彼は「このヒールを売って得たお金で治療費に企てよう」と考え、SNSでそのことを打ち明けたといいます。

ところがその投稿は、テイラーさんファンたちの間にも伝わり「それはもったいない。募金活動をして協力しよう」と提案。

支援の輪はあっという間に広がり、治療費をまかなえるほど十分な金額になりました。

その活動は、テイラーさんが着用していたブーツのブランド「クリスチャン・ルブタン」にまで届き、創業者でデザイナーのルブタンさん本人からも寄付が送られたといいます。

そして2024年9月、フェリペさんのイトコは無事抗がん剤治療を終え、現在は元気に暮らしているそうです。

彼はメディアに「この運動に参加し、支援してくれたすべてのファンに深く感謝しています」と気持ちを述べるとともに、「病気がとても大変だった時期に、それは光と希望をもたらしてくれました」と語っています。

このストーリーに対し、世間からは「感動した」「テイラーファンは素敵な人ばかりね」「いつかテイラー本人の耳にも入るといいね!」「病気を克服できてよかった」「良い話題をシェアしてくれてありがとう」といった声が寄せられました。

Text by 春野 なつ