車の購入直後に返金を求めるも断られた客 理由に激怒しショールームに突進
アメリカ・ユタ州で、客が購入したばかりの車でショールームに突っ込む仰天事件が発生しました。
車の全額返金を求めるも拒否された客が激怒
2024年12月10日、ユタ州サンディにあるショールームに、スバル・アウトバックが突然突っ込みました。
車を運転していたのは、ついさきほどまでこのショールームにいたマイケル・マレー(35歳)という男性。
マレーは、この日スバル・アウトバックを購入しましたが、すぐに不具合を発見しました。
そこでディーラーに、支払った4,000ドル(約61万円)全額を返金しろと要求したのです。
これを店側は拒否。
その車は「現状販売」で修理が必要なことを、マレーが購入する前に説明済みだったからです。
そんなことなど聞き入れないマレーは、「欠陥車を売りつけられた」として、店側の返金拒否に激怒しました。
「それなら、車を店に突っ込むぞ!」と脅し、16時ごろ、本当にショールームの正面玄関から車で突っ込みました。
店内から録画された映像では、マレーの運転する車がガラス張りの入り口を突き破り、正面の受け付けに激突、ガラスの破片が飛び散る様子が映っています。
当時、7人の従業員がこの近くにいましたが、幸いけが人は出なかったようです。
ショック状態の従業員が呆然とする中、マレーは車から出てきて「だから(突っ込んでやると)言っただろう!」と叫ぶ姿が映像に捉えられています。
『Fox13』によると、店側は約1万ドル(約150万円)の損害が生じたとか。
一瞬の差で、もしかしたら死傷者が出たかもしれないこの事件。
その後、マレーは複数の罪状で警察に逮捕され、起訴されました。
家や車といった大きな買い物は、中古であっても購入前に売り手ときちんと話し合い、納得した上で購入することが大切ですね。