中国で警察官と並んでパトロールする球型ロボコップ 自ら回転しながら移動
浙江省温州市の繁華街として有名な五馬街で、複数の警察官に並んでパトロールしているロボコップの姿が捉えられ、中国のSNS上で注目を集めました。
中国で目撃されたパトロールするロボコップ
このAIを搭載した自律型球型ロボットは、2024年10月に中国のロボット企業Logon Technologyが発表していたロボットRT-Gだと言われています。
陸上でも水中でも動作可能なこのロボコップの時速は35kmに達し、最大4トンの衝撃に耐えることができ、高所からの落下も可能だそう。
Logon Technologyによると、このロボットは危険な環境や状況において人間を支援し、さらには人間の代わりとなるように設計されているということです。
また、AIを搭載したカメラが周囲の障害や異常を検知し、顔認識ソフトウェアが既知の犯罪者を簡単に検出できるのが特徴です。
たとえば、パトロール中に犯罪者を特定した場合、応援の警察官が駆け付けるまで自身の重さで犯罪者を押さえつけ、動けなくすることもできるとか。
しかし、都心ではさまざまな障害物があります。
中国のSNSでは、このロボコップについて「最初は戦場のプロトタイプとして発表されていたよね。都心での用途には不向きかも」「階段はどうするの?」「10年ほど前にアメリカのメーカーが発表した球形の“ラウンドボット”のパクリじゃないのか」といった賛否両論の声が寄せられています。
現段階では、中国警察による 単なるテストなのかどうかは不明ですが、AIを搭載したロボットに中国が全力を注いでいることは明らかなようです。