犯人はペンを突きつけ脅迫 飛行機で起きたハイジャック未遂事件
メキシコのボラリス航空機内で、乗客がハイジャックを試みる事件がありました。
「CBS 8」などの複数メディアが報じています。
ペンを使って飛行機ハイジャックしようとした男
事件が起きたのは、メキシコのエル・バヒオからティファナに向かっていたボラリス航空の旅客機内。
一人の男性乗客が、客室乗務員にペンを突きつけコックピットに入らせるよう脅迫しました。
この31歳の男性容疑者は、親族が誘拐されたと主張し、サンディエゴへの到着を要求していました。
容疑者は、「ティファナに行けば殺されるという脅迫を受けた」と主張していたとのことです。
機内では乗客たちが泣き叫ぶ中、他の乗客たちが協力して容疑者を取り押さえました。
この事態を受け、航空機はグアダラハラ国際空港に緊急着陸。
着陸後も容疑者は警察官の武器を奪おうとして車両事故を引き起こし、容疑者と警察官が負傷して病院に搬送されました。
ボラリス航空は公式X(旧Twitter)で声明を発表し、「乗務員が適切な安全手順に従って対応し、乗客にけが人はなかった」と述べています。
最終的に、フライトは当初の離陸から9時間後にティファナに到着したと伝えられています。
この事件にネット上では、「ハイジャックの後、何事もなかったように仕事に戻れるとでも思ったのだろうか?」との疑問の声が上がりました。
また、「犯罪が多発する近年、社会が敵対勢力に脆弱になっている」と指摘する人もいました。