運転中、足に感じた違和感 猛毒ヘビが這い上がっていたことにパニック
野生動物の宝庫オーストラリアでも、さすがに仰天です。
コブラ科の猛毒タイガースネークが、高速道路を走る運転中の女性の車内で発見されました。
猛毒タイガースネークが車内で這い上がる
2024年11月30日の朝、オーストラリアのメルボルン東部郊外を運転していた40代の女性。
この日、ビクトリア州南西部から車を運転してきた女性は、時速80kmを出して高速道路を運転中に、何かがサワサワと足元に触れた感じを抱きました。
一瞬、自分の足元を見下ろすと、そこにいたのは1匹のヘビ。
猛毒を持つタイガースネークだったのです。
ヘビは女性の足にすり寄りながら、次第に這い上がろうとしてきました。
仰天した女性は、渋滞を縫うように通り抜け、道路脇に車を停めて、裸足で車から飛び降りました。
メルボルン州警察が「裸足の女性が通行中の車を止めようとしている」と通報を受けて現場に到着すると、女性はショック状態だったと言います。
しかし、救急隊員が診察したところ、女性はヘビに噛まれた形跡がなかったようです。
念のためにと女性が近くの病院へ搬送された間、メルボルン州ヘビ管理局職員が車内にいたタイガースネークを捕獲。
その後、ヘビは安全な場所へ移されました。
メルボルン州警察も管理局職員も、猛毒のヘビに這い上がられながらも、急ブレーキをかけずに安全に車を止めた女性に驚きを隠せなかったようです。
同警察は、この一件を「奇妙な福祉チェックが無事終了」とインスタグラムアカウント@victoriapoliceでシェアしました。
一歩違えば大事故につながるこの出来事。
警察のユーモアある投稿が、女性も周りも無傷で済んだ奇跡に安堵している証拠ですね。