「スマホを拾った人、返して。さもなくば」 張り紙に添付されていた呪い

画像はイメージ(Flicker/ puuikibeach

シンガポールで起こった様々な「苦情」について投稿するFacebookページ「COMPLAINT SINGAPORE」に、アカウント名「Happy Ooi Delaoma」が11月25日に投稿した写真が物議を醸しています。

【画像】スマホを紛失した人が拾った人に向けて書いた「呪い」の張り紙

スマホを落とした人が返すよう要求

写真はエレベーターの脇に貼られていた張り紙を撮影したもので、そこには次のように記されていました。

「淡いピンク色のケース付きのパープルカラーのiphoneを拾った方、1週間以内に返してください。スマホは紛失モードでロックされているので使用はできませんが画面に表示される電話番号に電話するか最寄りの警察署に届けてください。」

「返していただけたら報酬をお支払いします。もし返さないのであれば、このお守りによって一生呪われることになります。返却さえすれば呪いの呪文を解いてあげます」

どうやらこの張り紙の主は紛失したiphoneを誰かが拾ったものと確信しているようで、返してもらうためにお守りの呪いを使った脅しに出たようです。

返すようにと記した文章の下には、中国の古典的なお守りである護符が印刷されていました。

ところが張り紙の投稿を目にした人たちからは「カラーの実寸で印刷しないと効果がないよ」「今の時代そんなまじないで誰が信じるって言うんだい」といった声が上がり、多くの人が呪いの効果が期待できないと思ったようです。

ちなみに張り紙に印刷されているお守りは、中国ドラマ「長月燼明」(原題:长月烬明)に登場するお守りで、中国のオンライン百科事典『百度百科』によると、このお守りは「世の中の最も純粋で美しいものを見ることができる」効果があるものの、「そのためには邪悪な考えを持たずに純粋な心でいる必要がある」とのことです。

Text by Masumi.D