ニューヨークにあるティファニー本店で本物の「ティファニーで朝食を」

筆者撮影

ニューヨークに行くなら、ちょっとだけオードリー・ヘプバーンの気分になって、コレを味わってみなくちゃ! 

【動画】ニューヨークで本物の「ティファニーで朝食を」を堪能

そんな思いでマンハッタンは五番街のティファニー本店へ出かけました。

お目当ては、6階にあるThe Blue Box Cafeの「Breakfast at Tiffany」です。

ニューヨークで「Breakfast at Tiffany」を堪能

予約を入れておきましたが、少しだけ待たされました。でもそれで大正解。

フロア自体はそう広くないので、美しいテーブルセッティングを見て回ると、それだけで本当によい気分に。目の保養になりました。

いよいよレストランに入店。

Breakfast at Tiffanyの価格は65ドル。その日の為替相場は149円でしたので、9,685円になります。

朝食と書いてはありますが、朝の営業時間帯以外でも食べることができます。

これに飲み物として紅茶もオーダーしました。

監修は、ミシュラン2つ星フレンチで知られるシェフ、ダニエル・ブールー。

食べ物は、2名分一緒にサーブされました。

上段は、大き目のアプリコット・デニッシュ(Oranais)とクロワッサン、それにバターが効いたマドレーヌ。その下がとにかく美しくて…。

下段の中央は、スクランブルエッグ(Egg in a shell)ですが、黒いのはなんとキャビアがあるからです。

その右側にあるのは、パイナップル・ロウゼイス(pineapple rosace)。

薄くスライスされたパイナップルは、周囲だけ赤く染められています。

それがバラの花びらのように並べられ、中央にイチゴが載っていました。

下段・左側はパフェ・フランボワーズ(parfait framboise)。茶色いのはグラノーラです。

天井もこの通りブルーボックスだらけです。

客を飽きさせない工夫が光りますね。

ちなみに2023年4月下旬のリニューアルオープンを経て、現在このビルの正式名は「ティファニー・ランドマーク(Tiffany Landmark)」というそうです。

婚約指輪を、結婚指輪をここで買ってみたいとお考えの方は、3階がブライダルのコーナーで、有名なオープンハート、ティアドロップ、リターントウティファニーなどは5階で販売されていました。

そしてThe Blue Box Caféがある6階は、テーブルコレクションのフロアです。

ティファニーのお皿、グラス、カップ、カトラリー、テーブルクロスなどがコレクションで探せます。

ティファニーブルーの鮮やかさとは打って変わって、テーブルセッティングでは色の選び方、組み合わせ方がとにかく静かで上品。とても落ち着きます。

カップの優しいブルーにも癒されました。

そしてこの後、評判のトイレを利用しました。

「並んでも入るべし。一見の価値があるから」と聞いていましたが、実際に入ってみてびっくり。

一人しか入れない(当たり前!)のに、とにかく広いんです。

ティファニーブルーの大理石がなんともゴージャスですが、広すぎるとトイレは落ち着かないものですね。

そして螺旋階段も噂のとおり見事なものでした。

アシメトリーな作りと歪み、そして壁面のミラーのせいで、手すりにつかまっていないと、ちょっとクラッとくる人もいるようです。

「ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany)」、いかがでしたでしょうか。

お料理の量、甘さ、塩加減などがどれもちょうど良く、ティファニーの器を手に取る楽しさ、店内を見て歩く楽しさも格別ですので、皆様もニューヨークにお出かけになられたら、必ずお出かけくださいね。

Blue Box Café by Daniel Boulud

Tiffany & Co. The Landmark

727 5th Ave, 6th Floor, New York, NY 10022

営業時間

MON-SAT: 10AM – 8PM、SUN: 11AM – 7PM

公式ホームページ

Text by 森みどり