目玉焼きにしか見えない海の生き物 「体の中はどうなっているんだ」 

画像はイメージ(Flicker/ Dimitris Siskopoulos

SNSに投稿された不思議な動画。目玉焼きがプカプカと海に浮いているように見えます。

【動画】海の中で目撃された「目玉焼き」

プクッと盛り上がった半熟の黄身が美味しそうですが、目玉焼きは水に浮くのでしょうか。

目玉焼きにしか見えないクラゲ

動画の投稿者はディスカバリーチャンネル。

科学、歴史などのドキュメンタリー番組を製作・放映するアメリカのケーブルテレビチャンネルです。

動画のキャプションでは、「この目玉焼きクラゲには呼吸器官、循環系統、排泄器官はなく、それらの機能には大きな表面部分を使っている。クールだね!」と説明されています。

目玉焼きクラゲの学名は「コティロリーザ・ツベルクラータ」。

和名は「チチュウカイイボクラゲ」というクラゲです。

傘の部分を真上から見ると目玉焼きにしか見えませんが、傘の下には印象的な美しい紫色の触手も持っています。

目玉焼きクラゲは刺すことはあっても毒は弱く、アレルギーでもない限りは刺されても無害とのこと。

日本で目玉焼きクラゲは、新江の島水族館などで飼育されています。

新江の島水族館ではコティロリーザ・ツベルクラータのほかに、もう一種類の目玉焼きクラゲ、「サムクラゲ」も飼育されています。

この動画を見た人たちからは、「エイプリル・フールかと思ったら本物なんだね!」「黄身のところを削ってみたい」などといった驚きのコメントが寄せられています。

Text by 千草ルシア