「人間も食べそうな勢い」 鹿を丸飲みしていた巨大ヘビ
アメリカのフロリダ州で、驚きの捕食シーンが撮影されました。
アメリカで鹿を食べるヘビが目撃される
この地域で最も恐ろしいと言われている、最大級のヘビの一種ビルマニシキヘビ。
本来ビルマニシキヘビは東南アジアのジャングルや草深い湿地帯に生息しており、体長は7m以上、体重は90kgにも成長するといいます。
ABC NewsがInstagramで公開した動画のように、同国にとって危険な外来種であるこのビルマニシキヘビが近年、在来種を襲い捕食してしまうケースが相次いでいます。
動画では、ヘビが1頭の鹿に食らいつき丸飲みする姿が映っており、外来種の根絶を研究する生物学者たちを驚かせました。
ほかにも同地域のビルマニシキヘビは、自分の体より何倍も大きなワニをも捕食することが分かっています。
同メディアに対し、このシーンに遭遇した研究チームのイアン・バルトシェックさんは「我々が到着した時にはすでに鹿の半分が飲み込まれており、残りの半分を飲み込むのに30分以上を要していた」と明かしています。
さらに「私たち生物学者にとって、これは任務中に見た中で最も強烈な出来事でした」と語りました。
また同メディアによると、このヘビの体重は約52kg、シカの体重は約35kgで、ビルマニシキヘビは自分と同じ体重相当の生き物を捕食することが可能だといいます。
動画に対し、世間からは「鹿がかわいそう」「こんな恐ろしい外来種を繁殖させたのは誰だ」「そもそもどうやってフロリダに来たんだろう」「人間すらも食べそう」「恐ろしい口の大きさだね」といった声があがり、人々を震撼させています。